子どもの咳が夜だけ止まらないのはなぜ?気管支喘息を防ぐお部屋の掃除術
昼間は元気いっぱいに走っていたのに、夜布団に入ると急にコンコンと激しく咳き込む。
一度咳が出始めると止まらなくなり、夜中に何度も目を覚ます子どもにヒヤヒヤした経験を持つお母さんは多いはずです。
空気の通り道である気道が慢性的な炎症を起こし、敏感になっている状態が気管支喘息。
夜間から早朝にかけて副交感神経が優位になると気道が狭くなり、少しの刺激でも激しい発作が起きやすくなります。
放置すると気道の粘膜が硬くなって壁が厚くなり、気道自体が狭いまま元に戻りにくくなる危険も。
発作を何度も繰り返す前に、おうちの室内環境を見直す作業が欠かせません。
喘息発作を引き起こすアレルゲンの代表格が、ダニのフンや死骸などのハウスダスト。
室内1グラムのホコリの中には、数百匹ものダニが含まれていると言われています。
特に一日のうち長時間体を横たえる布団は、温度と湿度が保たれてダニが最も繁殖しやすい場所です。
対策として効果的なのは、週に1回のペースで布団掃除機を丁寧にかけること。
掃除機をかける際は、1平方メートルあたり約20秒の時間をかけてゆっくりと滑らせるのがポイントです。
素早く動かすと表面のホコリしか吸い取れず、繊維の奥に潜むダニのフンを取り除けません。
シーツや枕カバーなどの寝具類は、55度以上のお湯で洗うとダニを効率よく退治できます。
洗った後は天日干しだけでなく、コインランドリーの乾燥機を利用して高温処理するのもおすすめ。
室内の湿度管理も忘れずに行いましょう。
湿度が60%を超えるとダニやカビが爆発的に増殖し、反対に40%を下回ると気道粘膜が乾燥して刺激に弱くなります。
部屋の湿度は常に50%前後に保つのがベストな状態です。
エアコンのフィルターも放置すると内部でカビが繁殖し、送風とともに胞子を部屋中に撒き散らしてしまいます。
2週間に1回はフィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取って水洗いしてください。
当院では吸入薬の詳しい使い方や、ご家庭での環境整備の工夫について分かりやすく指導を行っています。
富田林にお住まいの方はぜひご相談ください。